「英明フロンティア合唱部シルバーシティコンサート」
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澄んだ歌声が会場を満たした午後。
近隣にある英明フロンティア中学校・高等学校合唱部の皆さんが、
コンサートを開いてくださいました。
中学生と高校生あわせて7名のメンバー。
その姿は凛としていて、歌声は若々しく透き通っていました。



最初に披露されたのは「365日の紙飛行機」。
まっすぐな声の重なりが広がると
自然と会場は静まり返り、皆が耳を澄ませます。


続く「見上げてごらん夜の星を」「手のひらを太陽に」では
懐かしい歌に誘われるように、口ずさむ方や手拍子を打つ方の姿がありました。
「夏の思い出」では、学生たちが「ぜひご一緒に」と呼びかけ、
ご入居者様の歌声も重なりました。
次の「ありがとう」では、歌声そのものが感謝の言葉のように響き
最後の「川の流れのように」が流れると、深く頷かれたり
目を閉じて聴き入られる方も多く、会場は静かな感動に包まれました。


すべての演奏が終わったあと、思いがけない贈り物がありました。
冒頭の曲にちなみ、手書きのメッセージが添えられた折り紙の紙飛行機を
お一人おひとりに届けてくれたのです。
大小さまざまな飛行機を受け取りながら、手のひらでじっと眺める方、
学生に声をかけて笑顔を交わす方
その光景は音楽の余韻とともに、心をさらに温めてくれました。


英明フロンティアは「考える力」「伝える力」を重んじる学校だそうですが、
その教育の一端が、歌声やメッセージの中に確かに表れていました。
若い声と小さな紙飛行機が届けてくれた時間は、
ご入居者様にとっても忘れがたいひとときとなりました。

東京都練馬区 介護付有料老人ホーム「シルバーシティ石神井北館」